FinTech企業は、預金、融資、為替取引(資金移動)、決済といった従来銀行が独占的に扱ってきた業務を、安価、迅速且つ柔軟な革新的なサービスを武器にして、伝統的な銀行から奪おうとしている。加えて、下図のように、資金管理ツール、投資顧問、投資助言、トレーディング、フィナンシャルプランニング、パーソナルフィナンシャルマネジメント(PFM)、保険、データ分析、サイバー・セキュリティー、電子認証、電子通貨といった種々の金融分野及びその関連分野において、伝統的な金融機関では実現することが難しい業務革新を、非常に速いスピードで新しいサービスを展開している。つまりは、前回述べたように銀行、証券、保険、ベンチャーキャピタル、といった伝統的な金融事業を確実にdisrupt しつつあるのだ。
上記の状況を受けて、各国政府及び国際機関は、FinTechの観点から、金融機関の事業のあり方、金融機関と他業種との関係、金融サービス市場の構成及びこれに対する規制方法等に関して積極的に議論している。勿論日本も例外ではなく、金融センターとして将来的にも世界で意味のある存在であり続けるため、FinTechについての検討が始まっている。金融庁が9月に金融審議会で、また競うように10月に経産省がフィンテック研究会でFinTechの普及に向け動き出しており、政策からも重点事項となってきた。

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少数意見の中にこそ真実のヒントが隠されている、と考えるマイナー・天邪鬼的発想が大好きな人間です!
好きな本・ドラマのジャンルは、冒険・歴史・伝記・古典。例えば、「スタートレック・ヴォイジャー」。どうにもならない場面に直面したときの考え方・決断力が描かれて、ヒトのロマンとは何かを考えさせてくれるドラマで大ファンです!
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